悠々の悠々自適ブログ

30代から国家資格取得を目指す、映画・型月大好きな悠々のブログです

【遠坂を「姉さん」と呼ぶ桜のシーンが最高視聴率でした】「Fate/stay night [Heaven's Feel] 第2章」を見たので感想を書きます

今回は、第2章を見たのでその感想を書きます。

第1章の感想も記事にしていますので、ぜひどうぞ。

 

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<https://twitter.com/Fate_SN_Anime/status/1355454456515620868?s=20>

 

第2章は、とことん暗く辛い内容が続くと同時に、事実がどんどん明らかになってきましたね。

 

第1章よりも、さらに型月らしさと言うか、奈須きのこ先生独特の世界観がよく映像に出ていたと思います。静かな背景に暴力的な戦闘シーンの組み合わせが特にそう思わせました。

 

原作をやっている身としては、ストーリーに関してお話をすることは特に無いので、いくつか印象に残ったシーンを紹介していきたいと思います。

 

まず、アーチャーの見せ場である戦闘シーン。そこでアーチャーが士郎に対して珍しく言葉をかけるシーンがありましたよね。

 

「イリヤを最後まで守れ」

アーチャーの正体を知っているからこそ、ぐっと来る言葉でした。

その直後の彼がイリアを優しい目で見つめるシーンも大変素晴らしい。

 

それに関連して、影との激闘シーンの後、遠坂を「凛」ではなく「遠坂」と呼ぶアーチャー。たまりませんよね。遠坂ルートの最後の彼の笑顔にやられてしまった自分なので、こういう類にはとても弱いんです。いや、良かった。

 

続いて、その直後のシーンですね。

アーチャーは自らの左腕を士郎に移植しましたが、士郎は平然と、笑顔で、桜に「ただいま」と言います。

このシーンで思わず笑ってしまいました。この作品で一番異常なのは士郎なんです。彼は自分がどうなろうと構わないんです。他人が無事ならそれで良くて、正義の味方になりたいというのが彼の夢でもあるのですが、それは誰も傷つかない世界だと思うのですが、その対象に彼自身は入っていません。だから平気な顔をしているんですよね。

だからこそその異常性に、「やばい、士郎が一番やばい」と笑ってしまったのです。

そう思わせてしまう演出と原作へのリスペクトを大事にして作っているなと感じました。

 

最後に、士郎と桜が身体を重ねる大人のシーンがありました。原作ではもちろんこの演出があるのですが、映画ですし、もっとマイルドな描写にするかと思っていたので、真正面から描いていたため驚きました。

 

そういった部分からもこの作品への愛が感じられ、映画化するからといって改変するのではなく、原作の良さを引き出そうとする姿勢が感じられ、とても好感が持てました。(えらそうですね)

 

原作では、たしかグッドエンドとトゥルーエンドがあった気がしますが、映画はどちらになるのか気になりますね。トゥルーエンドだと切ないので、個人的にはグッドエンドが見たいです。

 

第3章がまだレンタルできないみたいなので、もうしばらく待つことになりそうですが,楽しみに待つことにします。

 

それでは、第3章の感想でお会いしましょう。