悠々の悠々自適ブログ

30代から国家資格取得を目指す、映画・型月大好きな悠々のブログです

【厳しくてごめんなさい】機動戦士ガンダムNTを見たので感想を書きます

『起動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の公開が延期し、一週間が経過しましたが

今だ公開日の公表はありません。

 

このやるせない気持ちを落ち着けようと、

まだ未見だった『機動戦士ガンダムNT』を見てみました。

 

 

<https://twitter.com/g_narrative/status/1280810385575010309?s=20

 

宇宙世紀シリーズということでずっと見たかったのですが、

存在を忘れていたのでちょうど良かったというところ。

 

私の大好きなユニコーンの直後の話ということもあって期待していました。

 

がしかし、私の評価は残念ながらいまいちでした。

 

残念な点が3つありました。

 

 

1つ目は、主人公が強くないということ。

主人公のヨナは、強化人間ということもあってナラティブガンダムに乗っていますが、

イアゴ隊長たちの言う通り、パイロットとしては中の上。

ラストシーンではサイコフレーム本来の力を引き出しますが、主人公が成長したというよりは、どちらかと言えば機体とリタ、ミシェルのおかげなような気がしました。

そういった意味では、主人公が這い上がっていくシーンが無く、見ていて気持ちよさ

のようなものが皆無でしたね。1つだけ言えるとしたら、ウジウジしなくなった、

というところでしょうか。

 

2つ目は、ガンダムの動き、そして戦闘シーンが軽いことです。

誰かが死ぬかもしれない緊迫感。

機体の動きに重さが乗っかっている重厚感。

そのような張り詰めた苦しさ(不快感ではないです)が皆無でした。

ユニコーンにはそれが確実に存在していました。

分析屋ではないので原因は私にも分からなくて申し訳ないのですが、

何でしょうね、戦場の泥臭さみたいなものを感じませんでしたね。

命が軽いと言ったらいいのでしょうか。NTの世界では人の生き死にが

軽く感じられました。唯一、悲しかったのはリタの境遇だけでした。

 

3つ目は、ガンダムやその他メカがカッコよくないということ。

これは致命的です。フェネクスも私からしたらカッコよくありません。

百式のほうが百倍かっこいいです。何十年も前の作品のメカに負けていたら

ダメではないでしょうか。シンプル・イズ・ベスト。なんでもごちゃごちゃ

していれば良いと言うわけではないです。

 

 厳しく意見を出してしまいましたが、それくらいガンダムという作品には

期待しているからであって、批判を述べたいわけではありません。

 

ですが、良いところもありました。

バナージやミネバ、キャプテンを久しぶりに垣間見ることができて

それについては見て良かったなと思いましたね。

しかも、各キャラクターの軽く触れる程度な演出にファンサービス的な

ものを感じました。

 

1時間半という短い時間中(しかも1作品で完結)だけでガンダムの魅力を

引き出すのは困難なことだと思います。

 

しかし、印象に残るようなワンシーンをひとつは残してほしかったなー

という思いです。ユニコーンという作品に引っ張られてしまった気もします。

(敵のゾルダンはユニコーンのアンジェロを思い出しました)

焼き直しではなくて、オリジナル感をもう少し出せば良かったのになとも

思いました。

 

閃光のハサウェイにはそういった部分も期待しています。